私の家の目の前には、公民館と火の見やぐらがあります。
子供の頃、よく登って遊んでいた火の見ですが、今日初めて知ったことがありました。
午後来る予定になっていた「土間のある家」の見学者をお迎えするために、息子と外で遊んでいたところ発見しました。
「消防信號」と書かれた看板。鐘の鳴らし方を事細かに書いてあります。火事の警報、出火、などを打鐘によって使い分けています。演習召集信號なるものまであります。
今は携帯や無線で簡単に情報が発信できますが、この看板設置当時には貴重な情報伝達手段だったと思います。しかも、住民全員がこの信号を把握していないと成り立たないので、それこそおじいちゃんから孫へ代々に継承されていたのではないのでしょうか。
決して目立たない看板ではないだけに、なぜ今まで存在に気が付かなかったのか不思議なくらいです。
普段あまりにも自然に過ごしている中で、思わぬ発見というのがありますよね。何においても、「いつもこうだから」とか言う前に、ちょっと発想の転換をすれば新たな視野が広がるかもしれません。