
穂高で工事中の増築工事。
たった一部屋、6畳間の増築ですが、お施主様の思いは新築以上です。
25年前に母屋を建てたときには、知らないうちに完成してしまい、自分の思いと違う所だらけの家になってしまいました。そんな経験から、たった一部屋の増築でも、細かいところ何でも打ち合わせをしていきたいとの希望でした。当然と言えば当然なのですが、確かに20~30年前の家づくりは「おまかせ」で建てられている家が多いのは事実です。
今回の計画では、北裏への増築計画と言うこともあり、「暖かさ」と「明るさ」をテーマに考えました。
断熱は、DOMAのARU家でも使用した「アキレス外断熱」に、高性能グラスウール16kg100mmを柱間に充填しています。
明るさは、大きめのトップライトで安定した採光を確保しました。中廊下が暗くなるため、3本建ての鴨居上をFIXガラスとしています。
「こんなに明るくなるんだ~」のお施主さんの嬉しい悲鳴。
一部屋に込めた思いが、思いもよらぬ空間を築いていきます。