4回目となる「建築士+ふるさとネットワーク」通称会員大会に参加しました。
今回の開催地は諏訪。身近なイメージだが、わりと諏訪の事は知らないことが多い気がするので、新たな発見があることを期待し参加しました。

午前中は、私が所属する青年・女性委員会による「信州ECOコンテスト」の発表会+表彰式。将来建築士を目指す県内の学生を対象に今年は「ポケットパーク」をテーマに作品を募りました。先日、
一次審査を行い、最終審査に残った7名が会場での発表となりました。
最優秀賞に選ばれた作品は駅のホームを公園化するアイディアの作品。学生の発想は、無垢で可能性を感じます。
午後は、班に分かれて町歩き。私は小和田地区と言う場所を歩きました。
地元諏訪支部の方の案内で、普段観光では通らない路地裏を歩いていきます。
狭い路地が多く、一方通行も多いので交通の便はあまり良くないとの事。しかし、メイン通りはよく整備されていて、歩きやすい環境でした。

温泉町諏訪では、道のあちこちに温泉が出ている場所がありました。そして、各家庭にも温泉タンクがあり、家庭で温泉に入っている方も多いとの事でした。とても羨ましい環境です。

結構な割合で温泉を引いている方が多く、当然旅館も多く、それでもまかなえるほど湯量が豊富な諏訪はすごいですね。

これは、高島城。まじまじ見るのは初めてです。写真のアングルは、地元の人推薦のベストな風景。

しかし、一歩引いて見てみると、電線やら看板やら電柱やら・・・見せたいものがベストな状態で見れない。
これは、景観づくりには良くないと言う事を以前参加した
安曇野景観フォーラムで学びました。見方を変えると、景観を良くしていくきっかけが見えてきます。

合計4.3Km、約2時間30分の町歩きの後は、片倉館にてグループでワークショップ。諏訪の町をどのようにしたら良くなるのか。良い点、改善点、問題点などを出し合って班ごとまとめて発表します。
短時間で行われる討論は、密度も濃く、すごくためになります。様々な意見が聞けるのも勉強になります。
会員大会は、来年からは名前を変え、オープンな大会を目指すようです。確かに、地元の人や、建築士以外の人と交わる交流の場としてもっと広く知られれば、内容も、大会の意義も出てくると思います。
参加してみると学ぶことの多いこの大会が、さらに発展していけるようになれば良いなと感じます。