今日は、関ブロエキスカーションの打ち合わせに小布施まで行ってきました。
小布施のまちづくりに携わっている川向先生との打合せです。
家づくりに取り組んでいく上でもまちづくりはとても大切なテーマ。今日は面白い話が聞けました。
何気なく過ごす日常にヒントがあり、きっかけがある。
「まち」は大枠でのまちだけでなく、小規模でも「まち」である事には変わりない。むしろその積み重ねであるようにも思う。
例えば、SAN’AIの事務所。35年、現在の場所に居ます。
35年という歳月が、景観を創り、まちをつくる・・・はずだが、今の事務所はどうだろうか?
数年前からそこに疑問を持ち、事務所の存在意義を考え始めた。すなわちそれはSAN’AIの存在意義。
地域に必要とされていない会社なら、この地域での存在意義はない。と思っている。
私は、家づくりを通して「地域の文化」を守りたい。そう思い始めて5年ほど。この5年間で何が出来たのか。
暮らしは文化の最小単位という考え方は、まさしく地域での暮らしを支える大切な考えです。
核家族が成り立たなくなり、同居も出来ない若世代家族。
一次取得世代を食い物に、無理にでもローンを組ませる営業方法はすでに崩壊しつつあります。
今、暮らしを考え直す時。家は消耗品では無い事に気付く時。
今日の話の中でも、まちづくりの中で自治体と民間が歩み寄れないという話がありました。一歩の踏み出し方が分らない、そんな話でした。
私もその一歩を躊躇していたのかもしれません。
2棟の「ドマノアルイエ」に取組んでも、なお、一歩を踏み出せていなかったのか?そう感じました。
今はまだ支持されていなくても、数年後、私の取組が必要になってくる時が必ず来るはずです。
とにかく進む。
一歩を踏み出す。
私を必要としてくれる人がいる限り。