先日、福島県へ行ってきました。
目的は、福島建築士会青年委員会の大会に参加する事。県外からも90名近く参加し、活気ある大会でした。
大会の内容は、大震災後の報告会。
仮設住宅への取組や、実際に被災した状況報告など報道では知りえない現場の声を気う事が出来ました。
中でも、原発のある双葉町の方は、いつ家に戻れるか分らない状況の中で「建築士として何が出来るか」を強く想い行動していました。
大会翌日は、2か所の仮設住宅を視察。プレファブ仮設住宅の性能の悪さから様々な問題が起きている事、県産材を使った仮設住宅など栄村とは違った大きな規模での取組が見れました。
その後、小名浜港へ。原発から50km圏内の小名浜港では普通に釣りを楽しむ方も多くいて、自分が想像していたより日常の生活を送れている感じでした。沿岸沿いに北上すると、津波により建物が基礎だけ残して流されてしまっている地区がありました。津波の脅威を感じつつも、その後の対策の問題、何より原発問題を抱えながら暮らす不安など、長期化しそうな状況に自分がこの立場だったら・・と考えさせられました。
福島の方たちは、みな前を向いていました。
自分も、どんな状況であろうと強く、前を向いて進まなくてはいけないと逆に力をもらった感じです。
頑張ろうニッポン!道は必ず開けるはず。