
小布施で開催された「シンポジウム2011」に参加してきました。
このシンポジウムは、6月に開催した関ブロ長野大会でお越しいただいた東京理科大の川向先生が小布施で行っているまちづくりの報告会として毎年行われている催しです。
川向研究室は、小布施役場の中に設置されており、まさしくまちと大学が一体となり進めているまちづくりを行っています。今回、関ブロでの繋がりから、川向先生に建築士会としてシンポジウムで取組んでいる事の発表をお願いしたいとの打診を受け、参加することとなりました。
コメンテーターには、小布施「まちとしょテラソ」設計の古谷誠章氏をはじめ、国広ジョージ氏、郡裕美氏、後藤和子氏のそうそうたるメンバー。手厳しくも的確なコメントをたくさんいただきました。

建築士会からは、中田委員長・星野副委員長・井出佐久支部青年委員長がそれぞれの取組を発表しました。
コメンテーターの方も、自身の経験を踏まえ、様々な意見が飛び交いました。白熱しすぎて、発表の内容から外れ議論する事もあり、非常に有意義なシンポジウムだったのではないかと思います。
「まちづくり」は、マニュアル通りに行う事は出来ないし、その地によって大きく特徴が異なるので難しいです。
様々な講演会や議論を見ていて、「まちづくり」=「人」と言う事は非常に大事です。
人がいなければまちづくりは出来ません。
そのために、まちを活性化する手法が各地で行われています。我が安曇野も安曇野ブランドを発信し、観光などの活性化を図っています。
しかし、その根本になるベースは地元住民の「暮らし」なのです。
美しい田園風景も、活気のある商店街も、すべてその地で代々暮らしている中から生まれる物です。
地場で永く家づくりに取り組んでいく私達にとって、家づくりとはそこを根本に考えねばと思っています。
私も、もがき、苦しみながら、家づくりに取り組んでいます。
今回のシンポジウムで、色んな刺激を受け、これからの取組に生かしていきたいと思います。