新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
昨年は、地震災害を通し色々と考えさせられる年でもありました。
個人的にも、栄村・福島の現地を訪れることで建築士のあり方、役割を改めて感じるとともに建築士の社会における責任を全うしていかなくてはという使命感を強く感じました。また、松本地震においては被災者とじかに接しながら復興作業を続けている中で、事業に取り組んでいくには非常に難しい年でもありました。
昨年の経験を、多くの方に伝え、まず何をしていかなくてはいけないのか?をしっかりと見据えていきたいと思います。
また、原発事故後から日本の報道に対しての不信感が募り、メディアの報道に対し何が信じられて、何が信じられないのかの判断ができず、もやもやした時期もありました。その中で見えてきた記者クラブの問題やそれに立ち向かうフリーランスの存在を知ることが出来、情報社会に決して踊らされてはいけない事を学びました。このことについては、また詳細に書きたいと思います。
今年は、家づくりに対しても「単に家を造る」事ではなく、いろんな角度から家づくりを見直したいと考えます。どんな家を建てるかの前に、そのプロジェクト自体の意義や必要性を問い、30年後の暮らしを想定し、資産を大事に無駄なく代々暮らしていけるような提案をしていきたいと思います。「なんとかなるさ」で家という一生涯のプロジェクトに取り組める時代ではありません。いま、目をつぶっても30年後には降りかかってくる様々な問題が起こります。トレンドや一般的にはという情報には流されず、本当に大事な暮らしを目指して取り組めればと思います。
それと、すでに26年間続けているサッカー。今年も現役を続けることにしました。仕事も20代の時とは違い時間的余裕がなくなる中ですが、それでも続けることに意義があり、また、目標に向けてチームが一丸になり、きついトレーニングも頑張っていけるそんな仲間がいる事を大事にしたいのです。体も年々きつくなるのですが、KING KAZU から元気と勇気をもらい頑張りたいと思います。
2012年、一からの気持ちで全力でぶつかります。今年もどうぞよろしくお願いします。