東日本大震災、長野県北部地震から2年という歳月が経ちました。
全ての人に平等に与えられているはずの「時間」。しかし、この2年間は決して平等と言える状態ではなかったと思います。
私自身、震災後、心の底から悲しみ、深く悩み、いろんな想いを巡らせ、被災地へ行き、いろんな活動を行い、前を向き、2年間を過ごしてきました。
天災の怖さを知り、原発問題から「国」や「メディア」の恐ろしさを知った。
本気で日本から逃げ出そうかとも思った。ま、思うだけで実際には海外に逃げる勇気もなく。
被災地で起こっている現実と、目の前の現実とのギャップに苦しみ、いっそのこと全てガラガラポンになってしまえと恐ろしい想像もしていた。でも、現実はやはり現実のままであった。
今、世の中がものすごい勢いで動いている。選挙権を持った一日本国人ではあるが、国のやっていることに苛立ちとやり場のない怒りが収まらない。
復興にしても、TPPにしても、アベノミクスや、尖閣諸島問題や辺野古にしても我々国民はスピンコントロールされているだけで、本当の真実は知らされることはない。
しかし、現実は私を信じて家づくりを依頼されたお客のため誠心誠意頑張っている。
そう、私にはそれしかできないのだ。
自分を見失うと、一気に流されてしまう。そんな時代だと身を引き締めて行きたい。