昨晩、正祥最後の営業日となった。
当時、大した実績も無かった自分に「任せた!」と普通では考えられないほどあっさり設計の依頼をいただいた。何度もプランを練り、何個も模型を作ってマスターの思いに答えるために必死だった。
今思えば、正祥プロジェクトを通して「お客様と一心同体で家づくりを行う」事を身を持って学んだのかもしれない。
単なるデザイン的な完成品だけでなく、沖縄の歴史や文化をひっくるめて「信州に沖縄を創るんだ!」というマスターの想いに何度心を打たれたことか。最終的には「自分たちの創っている沖縄を身を持って確認せねばならない」と、沖縄までも行ってきてしまったことは今でもいい思い出である。
正祥と出会うきっかけをつくってくれて、一緒にお店づくりに取組んだデザイナーのひん太さんにもものすごく刺激を受けました。
良い考え方のところには、良い考え方の人が集まり、良いプロジェクトになる。
正祥で出会ったすべての人が本当に素晴らしい人たちでした。
常に前向きで、ものの本質をとらえながら「本物」を追及し続けるマスター。
次はどんなことに挑戦していくのか、期待しています。
とりあえず今は「お疲れさまでした」