
土蔵の改修工事を行っています。松本・安曇野地域には多くの土蔵が残されています。一見、土蔵がある家なんて良いな~と思うかもしれませんが、所有者にとっては色々悩みの種だったりまします。
あれば便利で助かるのですが、年数がたつにつれ土壁が落ちてきたり、雨漏りしたり、何処からかネズミが入ってしまったり、シロアリの被害にあってしまったり、あればあるで悩みは尽きません。
今回も、土蔵をどうするか?から相談をいただき、一緒に考えた末、外壁保護の工事を行うことになりました。解体の見積もりや他の改修方法も検討しコスト面と建物の耐震性などの今後を検討したた結果、はじき出した方向性でした。
お施主様は以前からリフォームなどでお世話になって居るお施主様なのですが、「困ったらとにかく中山へ相談だ!」と、いつもお声掛けいただき嬉しい限りです。
相談事には、様々な可能性を検討し、検討できる資料を作製し、ともに方向性を探る。これが正解!というのは無いので、検討して納得したうえで方向性を決めるのがベストだと考えます。
暮らしていれば、いろんな課題や悩みがある。新しいものを生み出していくのも大事な仕事ですが、幅広くいろんな事由に対応できる力、これもこれからは必要なスキルだと思います。そして、それがSAN'AIの強みでもあるわけです。