
1995・01・17
あの惨事が起きた時、私はまだ学生だった。
今思えば、一番心がふわふわして、ただ日々を過ごしていたそんな気がする。
阪神・淡路大震災。
約6、400人もの命が奪われたあの惨事を、私は改めて目の当たりにした。
22日.23日で行った設計事務所協会の研修旅行で行った「人と防災未来センター」
あの惨事に対して、私は何を思い、何を考えてきたのか。
復興までの様々な資料・災害時の写真・手紙・家族、親友を亡くした人の思い。
私が思っていた震災とはほど遠く、本当に悲惨な状況にあった事実。
心のどこかで、親身に思っていなっかった自分が恥ずかしく思った。
今、「建築」と言う仕事に携わって、その責任の重さ、重要さを改めて実感しました。
現在の神戸の街中は、もう災害の後が判らないぐらいに復興していました。
あれだけの都市が、わずか12年で、ほとんど完全復興した事は、人の力のすごさを感じた。