
12月2日・3日と、毎年恒例の伊勢にある猿田彦神社参拝旅行へ行ってきました。
いつもお世話になっている大工の親方が世話役と言う事で、社員旅行を兼ねて参拝旅行に参加しています。普段、一緒に仕事をしている大工さんや職人さんも大勢参加して毎年にぎやかな旅行になります。
猿田彦神社参拝の後、自由時間を利用して、鳥羽にある内藤廣設計の「海の博物館」を見学に行ってきました。内藤廣さんは私の地元にある安曇野ちひろ美術館の設計者でもあり、先日松本で参加したシンポジウムのパネラーで、お話を伺い大変に関心を持ち、代表作の「海の博物館」はいつか見学したいと思っていました。
鳥羽駅からタクシーでリアス式海岸沿いを30分ほど走ったがけの上に、ひっそりと馴染んで建てられた博物館は、土瓦の屋根に真っ黒の杉板という外観で、景観を崩さない様に静かに建っている印象でした。中にはいると、大断面の集成材で掛けられた大きな空間が外観とはうってかわってダイナミックな空間でした。

数々の賞を受賞しているこの博物館は、決して主張せず、その土地その場所との対話の中で、考えられた建物だなと感じました。そして、また、内藤建築を見に安曇野ちひろ美術館へ足を運びたくなるそんな気持ちで帰ってきました。
余談ですが、鳥羽駅から海の博物館までタクシー代がかなりかかってしまい、お土産を買うお金が無くなってしまいました。一人で行く時は気を付けて行きましょう。