土間のある家。
大工造作が進んでいます。
今日は、南面に入る1500角のFIX窓の木枠を組んでいました。木枠の納め方は色々ありますが、一番綺麗に見えるのが「トメ」と呼ばれる納まりです。

「トメ」とは、縦枠と横枠が45°でピッタリと納まるやり方で、トメの他に、縦枠を伸ばす縦勝ちや横枠を伸ばす横勝ちなどがあります。
トメにもやり方が色々あり、通常は45°にズバッと切って合わせる工法ですが、このやり方ですと、トメの所が木の伸縮ですいてきてしまう事があります。すかないようにするためには、結構複雑な加工が必要です。今回は、外周面という事もあり、大工さんがすかないトメを加工してくれました。

複雑ですね。この木枠は、ガラスを差し込む溝(しゃくりと言います)の他に、室内のボードしゃくりと外周面のパネルしゃくりと絡みが出てきます。

完成したら見えなくなってしまう部分ですが、住み続けて初めて分かる大工技術ではないかと思います。何十年も先を見据えた大工技に代々暮らす家には重要な技術だと感じました。
そして今日は、建築士会の先輩が現場を見に来てくれて、色々アドバイスをして頂きました。03さんとてもためになるアドバイスありがとうございました。