先日、かつて私の所属していた金沢工業大学水野一郎研究室の30周年記念イベントのお知らせが届きました。

私の大学での4年間で得た知識は、この水野研で過ごした約1年間に集約されていると言っても過言ではありません。
大学時代の話をちょっと
体育会系(サッカー命!)で生きてきた私にとって、勉強など大の苦手で、何とか大学には進学したものの、建築製図などの授業は泣く泣く行う有様でした。(今なら大喜びでやるのに・・・)しかし、3年次に研究室を決めるときに、なぜか金沢工大建築学科では最難関であった(自分はそう思っていた)水野研究室の門を叩きました。
「とにかく1年間必死に頑張りたいです」の言葉を受けてか、定員オーバーにもかかわらず受け入れて頂きました。そこから1年間、本当に必死に頑張りました。建築も宴会も。
そして、共に頑張れる仲間や先輩がいました。そんな環境だからこそ、苦しかった卒業設計もやり抜けてこれたんだと感じています。今も多くの同期と連絡を取り合い、切磋琢磨して建築に取り組んでいます。
卒業設計で、私は「サッカーを通じた地域コミュニティー」というテーマでサッカースタジアムやその他施設の設計を行いました。今取り組んでいる住宅のコンセプトも、何となくこのころから頭にあったのかもしれません。80cm×60cm程の模型も制作しましたが、先日1才9ヶ月になる息子に見事に壊されました。
水野先生も、30年間学生を相手に刺激を与え続けるのは本当にすごい事だと思います。私の生まれた頃からやっているわけですから・・・。
私も、永く、信念をもって建築に取り組んで行きたい。 改めてそう思います。