
6月20日に行われた、関東甲信越青年建築士協議会栃木大会に長野県代表の発表者として参加してきました。一都九県の代表が発表した結果、残念ながら受賞する事は出来ませんでした。この発表のために、多くの先輩建築士の方のアドバイスを頂き本当にありがとうございました。とても良い経験をさせて頂き、今後の家づくりへ役立てていけると確信しています。
今回の協議会を通して、県外の建築士の方との交流や、県内の他の支部との交流も行えて、とても有意義な協議会になりました。

特に、400人で行われた懇親会で隣になった新潟建築士会の方との話で、「新潟は立て続けに大きな地震を受けた。しかし、我々には、地震に対するノウハウが身に付いた。地震が起きたら安心して我々を呼んでもらいたい」という話でした。中越・柏崎と被災し、経済は現在も深刻な状況ですが、本当に力強い言葉をいただきました。
こうした協議会を通し、横の連携、繋がりを強く感じます。その連携が、震災時などの時に、「建築士」として絶対的な力を発揮していく事になります。人と人との繋がりは、損得だけでは計算できない大きな財産です。
今回は受賞したのが茨城県建築士会でしたが、他県の発表も皆すばらしく、地域のために活動している事が伝わってきました。とても刺激を受けます。
このような会のもう一つの楽しみが、帰路の途中途中で寄っていく建築見学会です。
今回も盛りだくさんの内容でした。
中でも、アントニー・レーモンドのイタリア大使館別荘は、写真でしか見たこことがなかったので楽しみにしていました。独特のスケール感と、木という素材でこんな空間が出来るのかと言う驚きの連続でした。
今回の関ブロへの参加は、自分にとっても大きな経験となり自信にもなりました。

今回行動を共にした皆さんです。(富岡製糸工場の前にて)