建築の仕事、特に住宅に係わって仕事をしていると、年がら年中人との出会いがあります。
私は、出会いを大切にしようと、毎年年末年始にお世話になっているお施主様にカレンダーを持ってご挨拶に伺うようにしています。毎年件数が増えるので、大変になってきているのですが、出会いを大切にと言う気持ちで行きたいと思います。
現在工事をしている家も、数年前の出会いから始まったお施主様です。

山形村のM様邸です。長年使っていたタイルの風呂をユニットバスに入れ替える工事です。
M様とはかれこれ7年程のお付き合いになります。今回の工事で8回目の工事になるでしょうか。M様の奥様は、料理が得意で私が行くと、色々な料理を出してくれ、お茶を飲みながらM様の孫の話や、私の子供の話などでいつも1時間くらいおじゃましてしまいます。

松本市のF様邸です。F様も今回で7回目の工事になります。
F様は、農家の気さくな親父という感じで、いつも私を信頼して頼んでくれます。
今回の工事は、1日60本も吸っていたというタバコのヤニだらけになってしまった居間を改修する工事です。F様とはいつもこんな調子で仕事が決まります。
F様「今年の予算が付いたでまたたのむわ」
私 「わかりました任せて下さい。どこを直しましょう」
F様「居間がせ、だめだでたのむわ」
私 「わかりました。ハイカラに仕上げます。」
と言う感じです。ま、しかりと工事内容を説明はするのですがいつも「お任せするで、ハイカラにたのむわ」の一言で打合せが終わります。
私を信頼して声をかけて頂き、年々お互いの感性や考えが分かりあえてくる。
そんなお施主様達に、私達は支えられているのだなと、強く感じます。
その期待に応えるべく、私ももっともっと精進をしなくては行けないと感じるこのごろです。