
春先より設計に取り組んでいた沖縄料理のお店「正祥」が着工のめどが立ちました。
松本市島立の蛇原公民館の隣にあるお店は、三線が流れ、歌を歌い、陽気なマスターと陽気な常連客で熱気のあるお店です。
店舗建て替えの計画の相談を受けたのが昨年の末でした。初めての打合せで感じたのは、マスターが沖縄の歴史や文化に真剣に向き合っている事でした。
今まで、沖縄には行った事もない私は、まず、沖縄の歴史や文化、方言や食べ物、沖縄に関する事柄を調べ、歴史や文化を反映しながら、伝統的な建築手法ではなく、アメリカ文化が入ってきた頃の沖縄文化とアメリカ文化の混在している感じを表現することから始まりました。
外観はRC造っぽさを出しながら、正面には沖縄独特のヒンプンと言われる塀を建て、三線ライブも行われる店内は、1・2階が吹き抜けによって一体の空間となり、どこにいても三線が聞こえてくる構成になっています。
来年1月のオープン目指して、9月着工予定です。