最近は堅い話題が多かったので、今日はやわらかい話題を。
先日、写真のデータを整理していたら、5年前、新婚旅行でイタリアに行った時の写真が出てきました。

この写真、サッカー好きにはすぐわかると思います。そうサンシーロスタジアム正式名称ジュゼッペメアッツアです。スタジアムが燃えているのは火事ではなく、サポーターの発炎筒なのです。
私達が観戦したのが、世界最高峰とも言われるセリエAのミラノダービー「ACミラン VS インテルミラノ」です。ミラノダービーは、通常の試合とは気合いの入り方が違います。
会場についたのがキックオフの3時間前、スタンドに行くとすでに割れんばかりの大合唱。地鳴りのようなブーイング。世界最高峰のスタジアムがそこにはありました。
「絶対に後悔しないから」と言っても半信半疑だった奥さんも、大興奮。サッカーを超えた何かを感じました。
サッカーによって人々が興奮し、サッカーによって人々が繋がり、一つになって行く。
何なんだろうサッカーって。
直径わずか22cmのボールの行方に、世界中が一喜一憂し、人々を魅了していく。
大学時代、卒業設計で「サッカースタジアムによる地域コミュニティー」と題し、サッカーを日常生活に落とし込み、そこから生まれるコミュニティーを地域に還元しようと考えていました。
実際にイタリアでサッカーを見て、自分があの時描いていた光景がそのままの形で目の前にありました。
人々が繋がるのは、強制や規制ではなく、ごくごく自然な日常的な事なんだなと感じます。たった一つのボールで、9万人が大合唱をするのですから。
私達がこの地域で永く代々にわたって暮らしていくためには、人と人との繋がりは欠かせないと思っています。ごくごく日常の、当たり前の事を見直すだけで、その繋がりが生まれるのではないかと感じます。
話しが堅くなりつつあるので、最後にこの写真を。
コロッセオのライトアップ最高でした。