昨日の夜から降っていた雪で、朝目覚めると一面雪景色。この冬こんなに降ったのは初めてではないだろうか。

とは言っても午後にはほとんどの雪が解けてしまった。本当に今年は雪が積もらない。
雪が少ないと、夏に田畑の水不足が心配されると農家の方が言っていた。自然には逆らえない。
人間は、大地を間借りしながら生きている。本当はもっと、自然に遠慮しながら生きなくては行けないのではないだろうか。私達が毎日見ている北アルプスの山々や田園風景が「自然」と位置づけるなら、私達は完全に自然に逆らって生きている。
この地に暮らす人々が、ほんのちょっと、もうちょっと気を遣うことが景色を変え、故郷を築いていきます。
今日も車を走らせながら見えてくるのは、赤やオレンジの屋根や、工業製品で固められた表情のない家ばかり。流行と言う言葉で次々に建ってしまう企画住宅。
「安曇野」という素晴らしい地で生まれ育ちながら、「安曇野」を守れない自分がじれったく思います。