SAN’AIでは、代々暮らす家づくりとして「環境デザイン住宅」に取り組んでいます。
田畑を継承していく中で、家の価値をどのように考えるか。資産価値のある家づくりに10年以上前から取り組んでいます。
そんな中、「
長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が平成20年12月に公布され、平成21年6月4日に施行されます。よく言われる「200年住宅」の事です。
長期優良住宅での取り組みは、SAN’AIとしてもコンセプトが合致するために取り組んでいます。
SAN’AIの取り組む長期優良住宅「
ちきゅう住宅」は、「地域の企業が、地域の木を使って、優良な住宅を建てる」家づくりとして認可を受けています。
長期優良住宅の認定を受けた住宅について、償還期間の上限を50年間とする【フラット50】の取扱いも始まりました。これによて、親子ローンが可能になりました。
ある、住宅研究家の方の話で「住宅とは、中古住宅として流通してこそ価値がある」と言っていた方がいました。確かに、日本の中古住宅の質は悪すぎます。土地のみの評価で売買されてきた結果でしょう。これでは流通させたくてもできません。
しかし、住宅の価値は売買のみの価値だけなのでしょうか?
私は、違うと思います。
私達のように、地方で田畑を代々守り、地域のコミュニティーを大事に暮らしを築いてきた事を忘れてはいけません。
「代々暮らす家」とは、代々に渡って継承できる性能の家であり、人と人との繋がりを大切に考えた家づくりです。
人と人とをつなぐ要素。
庭であったり、軒先であったり、縁側であったり、土間であったり、吹抜けであり、広いリビングであり・・・
その家族の思い、暮らし方、価値観によって違ってきます。
CASBEEやQ値や耐震性などの数字ばかりを追い求めて、画一的で閉鎖的な家ばかりを作るのは「家づくり」ではなく「ハコ作り」ではないのでしょうか?家づくりは「暮らしづくり」なのです。
私の思いは、この地で、代々大切に暮らせる家を一棟入魂で建て、代々に渡ってサポートしていくこと。ただそれだけなのです。