昨夜行われたTHE BOOMコンサート。
今年、メジャーデビュー20周年を迎える記念ツアーです。
新曲からデビュー曲まで、20年を回想するような、素晴らしいコンサートとなりました。
パンクロックから始まり、沖縄民謡、ケチャ、サンバ・・・常に何かを追い求め、我々に色んな事を伝えてくれる、そんなTHE BOOMを改めて感じました。
コンサートの中で、ボーカルの宮沢和文さんが、20年を振り返り、常にコンセプトの違う曲作りを続けてきた事について次のように触れました。
「THE BOOMは、原点のような戻れる場所はない。常に、何かを求め、何を伝えて、誰に媚びるわけでもなく、本当に伝えたい気持ちを歌にしてきた。」
この言葉を聞いた時、鳥肌が立ちました。
売れる曲を作るのではない。自分たちが伝えたい事を曲にするんだ。
見ること感じることはその時その瞬間で変わっていく。
その時感じたすべてを曲にして伝えたい。
だからコンセプトも変わるし、伝えたいことも変わる。
そう私は感じた。
設計を始めて、自分の色を作らねばと考えていました。
設計を始めて、自分の型を作らねばと考えていました。
それはなぜ必要なの?の問いに、今までは「個性」とか「自分らしさ」とか答えていたと思います。
でも実際は違っていたのかも。そこには、「売りたい」っていう気持ちが強かったのではないかと昨日の言葉を受けて感じています。
時々、自分の居場所がわからなくなる時、ありませんか?
何をしたいのか、何を考えているのか、誰に伝えたいのか・・・
それは、何かに媚びている時ではないかと思います
もっと素直に、もっと優しく、自分の思いを伝える事が出来たら。そう思います。
昨夜、「THE BOOM」が伝えてくれた事。一生忘れません。